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増大号 匠から学ぶ 血栓止血検査ガイド 3章 検査プロセス
血小板凝集能
著者: 冨山佳昭1
所属機関: 1上ヶ原病院内科
ページ範囲:P.946 - P.950
文献購入ページに移動はじめに
血小板は生理的な止血機構に必須の細胞であるとともに,一方では病的な動脈血栓形成においても中心的な役割を担っている.止血や血栓形成の過程において,血小板の機能はダイナミックに変化している.本稿では,血小板の機能を把握する代表的な検査法として“血小板凝集能”の原理および測定方法につき解説する.
血小板は生理的な止血機構に必須の細胞であるとともに,一方では病的な動脈血栓形成においても中心的な役割を担っている.止血や血栓形成の過程において,血小板の機能はダイナミックに変化している.本稿では,血小板の機能を把握する代表的な検査法として“血小板凝集能”の原理および測定方法につき解説する.
参考文献
1)冨山佳昭.血栓形成のメカニズムup-to-date.Angiol Front.2007;6:209-215.
2)冨山佳昭.血小板無力症.日血栓止血会誌.2005;16:171-178.
3)冨山佳昭,他.「透過光血小板凝集検査法の標準化:国際血栓止血学会血小板機能標準化部会からの提言」の紹介と解説.日血栓止血会誌.2016;27:365-369.
4)Shiraga M, et al. Impaired platelet function in a patient with P2Y12 deficiency caused by a mutation in the translation initiation codon. J Thromb Haemost. 2005; 3: 2315-2323.
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