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文献詳細

雑誌文献

検査と技術51巻9号

2023年09月発行

文献概要

増大号 匠から学ぶ 血栓止血検査ガイド 3章 検査プロセス

SF/SFMC・FMC

著者: 古賀震1

所属機関: 1SBS静岡健康増進センター

ページ範囲:P.974 - P.977

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測定原理・基準値

SF(soluble fibrin:可溶性フィブリン)

 ラテックス免疫比濁法(LTIA),商品名:イアトロSFⅡ(LSIメディエンス社),基準値:7μg/mL未満,また健常人95パーセンタイルは5μg/mL.

SF(soluble fibrin:可溶性フィブリン)

 ラテックス免疫比濁法(LTIA),商品名:ナノピアSF(積水メディカル社),基準値:7μg/mL未満.

FMC(fibrin monomer complex:フィブリンモノマー複合体)

 ラテックス免疫比濁法(LTIA),商品名:オートLIA FM(ロシュ・ダイアグノスティックス社),基準値:6.1μg/mL以下.

 キットや検査法で異なるので注意を要する.

参考文献

1)古賀震.血栓形成と生命予後の新しいマーカー—可溶性フィブリン(SF)の臨床的意義とその有用性.臨病理.2004;52:355-361.
2)古賀震.最近注目されている凝固線溶分子マーカー.救急医.2004;28:823-831.
3)片桐尚子,他.分子マーカーの標準化.臨病理レビュー.2004;130:87-98.
4)矢冨裕.FDP.内科 2004;93:1189-1190.
5)朝倉英策.DIC:治療の考え方とその進歩.日検血会誌.2003;4:27-35.
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7)高田章美,他.日常検査への導入を目的とした3社血漿FDPの臨床評価.医学検査 2004;53:761-766.
8)和田英夫,他.DICの診断基準.臨病理.2002;50:273-276.
9)家子正裕.可溶性フィブリンモノマー複合体の測定試薬の特性.検と技.2005;36:430-433.
10)古賀震.血栓形成と生命予後の新しいマーカー.臨病理.2004;52:355-361.
11)古賀震.最近注目されている凝固線溶分子マーカー.救急医.2004;28:823-831.
12)古賀震.SF/SFMC.臨病理レビュー.2011;147:71-78.
13)古賀震.SF/FMC.朝倉英策(編著).臨床に直結する血栓止血学 改訂第2版.中外医学社,2018:pp.91-94

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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