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文献詳細

雑誌文献

検査と技術52巻1号

2024年01月発行

文献概要

技術講座 生理

パルスオキシメータの原理と解釈

著者: 原口実紗1

所属機関: 1熊本保健科学大学保健科学部医学検査学科

ページ範囲:P.26 - P.31

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Point

●パルスオキシメータは,酸素飽和度を非侵襲かつ連続的に測定できる機器であり,脈拍数とPaO2の推測が可能である.

●SpO2は,赤色光と赤外光が組織を透過する量の変化を測定することで算出されている.そのため,プローブのサイズや装着方法にも注意が必要である.

●SpO2に異常が疑われる場合は,測定値に影響を及ぼす因子を考慮し,血液ガスの確認も念頭に置いて検査することが重要である.

参考文献

1)渡辺敏.これだけは知っておきたい最新医療機器・6 パルスオキシメータ—光で読み取るすぐれ者.看護誌.59:858-860,1995.
2)日本呼吸器学会,法研(編協).よくわかるパルスオキシメータ 第2版.2021.https://www.jrs.or.jp/file/pulse-oximeter_general20211004.pdf(2023年10月31日アクセス)
3)日本呼吸器学会,法研(編協).Q&Aパルスオキシメータハンドブック.2014.https://www.jrs.or.jp/file/pulse-oximeter_medical.pdf(2023年10月31日アクセス)
4)Hamber EA, et al. Delays in the detection of hypoxemia due to site of pulse oximetry probe placement. J Clin Anesth. 1999; 11: 113-118.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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