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技術講座 血液
奇形赤血球の判定方法と臨床的意義
著者: 菅原新吾1
所属機関: 1東北大学病院臨床検査部門
ページ範囲:P.1092 - P.1098
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●奇形赤血球は溶血性貧血,遺伝性疾患,鉄欠乏,異常ヘモグロビン症,骨髄線維症,癌の骨髄転移など,さまざまな病態で出現します.
●奇形赤血球は球状赤血球,破砕赤血球,涙滴赤血球などと形状表現されますが,形態は多様であり同義語としても多数の名称があります.
●奇形赤血球を判定・報告するためには,事前学習,判定に必要な特徴の認識,判定のルール,報告基準,1,000個以上のカウントによる比率の算出が大切です.
●奇形赤血球は溶血性貧血,遺伝性疾患,鉄欠乏,異常ヘモグロビン症,骨髄線維症,癌の骨髄転移など,さまざまな病態で出現します.
●奇形赤血球は球状赤血球,破砕赤血球,涙滴赤血球などと形状表現されますが,形態は多様であり同義語としても多数の名称があります.
●奇形赤血球を判定・報告するためには,事前学習,判定に必要な特徴の認識,判定のルール,報告基準,1,000個以上のカウントによる比率の算出が大切です.
参考文献
1)日本検査血液学会標準化委員会 血液形態検査標準化小委員会.形態標準化案.http://jslh2.kenkyuukai.jp/subject/subject_list.asp(2024年6月10日アクセス)
2)Palmer L, et al. ICSH recommendations for the standardization of nomenclature and grading of peripheral blood cell morphological features. Int J Lab Hematol. 2015; 37: 287-303.
3)Lewis MS. Blood cell morphology in health and disease. Barbara JB, et al. Dacie and Lewis Practical Haematology 12th ed. Elsevier, 2017: pp.61-92.
4)前川正.4.溶血性貧血分科会.厚生省特定疾患特発性造血障害調査研究班報告書.1990:pp.64-70.
5)Zini G, et al. 2021 update of the 2012 ICSH Recommendations for identification, diagnostic value, and quantitation of schistocytes: Impact and revisions. Int J Lab Hematol. 2021; 43: 1264-1271.
6)Rumke CL. The Statistically expected variability in differential leukocyte counting. Koepke JA(ed). Differential Leukocyte Counting. College of American Pathologists, 1978: pp.39-45.
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