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文献詳細

雑誌文献

検査と技術52巻11号

2024年11月発行

ワンポイントアドバイス

細菌検査の中間報告のタイミングとコツ

著者: 中村真大1

所属機関: 1岐阜大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1152 - P.1153

文献概要

はじめに

 血液検査は検査室に到着後,数分から遅くても60分程度で結果報告が可能です.また,医師が検査の所要時間を把握しており,常に最新の結果を電子カルテ(hospital information systems:HIS,病院情報システム)で確認することができます.一方,細菌検査は到着後,培養検査→純培養→同定・薬剤感受性検査の順に,検査工程ごとに菌の発育待機時間を必要とします.そのため,何度も中間報告を行い,最新の結果をHISに送信しますが,時に中間報告と最終報告が異なるケースがあります.また,検体ごとで中間報告のタイミングが異なり,医師が検査の進捗状況を把握するのは困難です.従って,臨床検査技師(以下,検査技師)側でHISの確認タイミングを把握し,検査結果が臨床で最大限に活用されるための工夫が必要となります.

 本稿では,細菌検査の中間報告のタイミングとコツについて紹介します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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