文献詳細
技術講座 血液
文献概要
Point
●骨髄異形成腫瘍(MDS)は,芽球増加や血球形態異常(dysplasia:異形成)に伴う血球減少が最大の特徴です.
●MDS診断は,遺伝子異常を除いて芽球や正常の血球形態と異なる異形成について判別が必要など形態学的評価が必要であり,検鏡者の熟練技能が求められます.
●異形成の判別には検鏡者の熟練技能が求められるため,施設内および施設間差の是正のために適切な教育研修プログラムの確立が必要です.
●骨髄異形成腫瘍(MDS)は,芽球増加や血球形態異常(dysplasia:異形成)に伴う血球減少が最大の特徴です.
●MDS診断は,遺伝子異常を除いて芽球や正常の血球形態と異なる異形成について判別が必要など形態学的評価が必要であり,検鏡者の熟練技能が求められます.
●異形成の判別には検鏡者の熟練技能が求められるため,施設内および施設間差の是正のために適切な教育研修プログラムの確立が必要です.
参考文献
1)骨髄異形成症候群の診断基準と診療の参照ガイド改訂版作成のためのワーキンググループ.骨髄異形成症候群診療の参照ガイド 令和4年度改訂版.http://zoketsushogaihan.umin.jp/file/2022/Myelodysplastic_Syndromes.pdf(2024年7月4日アクセス)
2)骨髄異形成症候群の形態学的異形成に基づく診断確度区分(第2版)のためのワーキンググループ.骨髄異形成症候群の形態学的異形成に基づく診断確度区分(第2版).http://zoketsushogaihan.umin.jp/file/2022/MDS_Morphological_Diagnostic_Atlas2022.pdf(2024年7月4日アクセス)
3)澤田朝寛,他.巨核球異形成判別における血小板関連項目の有用性について.日検血会誌.2019;20:S105.
4)澤田朝寛.自動血球計数装置のデータを理解するための基礎知識.Med Technol.2015;43:224-233.
5)日本検査血液学会(監).スタンダード検査血液学 第4版.医歯薬出版,2021:pp.151-159.
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