文献詳細
文献概要
FOCUS
各種髄膜炎の鑑別ポイント,検査時に注意するポイント
著者: 安場亜里沙1
所属機関: 1住友病院診療技術部臨床検査科
ページ範囲:P.119 - P.121
文献購入ページに移動はじめに
髄液検査は中枢神経系をはじめ,さまざまな疾患の診断ツールである.中でも細菌性髄膜炎は死亡率が高く,早期の診断と適切な治療が必須である.施設によっては24時間体制で髄液検査を実施しているが,症例数は限られており十分な経験を積むことは容易ではない.本稿では髄液検査の注意点および各種髄膜炎の鑑別ポイントについて,細菌性髄膜炎を中心に解説する.
髄液検査は中枢神経系をはじめ,さまざまな疾患の診断ツールである.中でも細菌性髄膜炎は死亡率が高く,早期の診断と適切な治療が必須である.施設によっては24時間体制で髄液検査を実施しているが,症例数は限られており十分な経験を積むことは容易ではない.本稿では髄液検査の注意点および各種髄膜炎の鑑別ポイントについて,細菌性髄膜炎を中心に解説する.
参考文献
1)日本臨床衛生検査技師会(監).JAMT技術教本シリーズ 髄液検査技術教本.丸善出版,2015.
2)日本神経学会,他(監).細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014.南江堂,2015.
3)Shahan B, et al. Cerebrospinal Fluid Analysis. Am Fam Physician. 2021; 103: 422-428.
4)Shanholtzer CJ, et al. Concentrated gram stain smears prepared with a cytospin centrifuge. J Clin Microbiol. 1982; 16: 1052-1056.
掲載誌情報