検査と技術52巻2号

2024年02月発行

病気のはなし

結核

著者： 田中悠也¹ 倉原優¹

所属機関： ¹国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科

ページ範囲：P.124 - P.128

Point

●結核は古くから存在する病気であるが，現在も公衆衛生上の重要な課題である．

●肺結核は微熱のみの軽微な症状のこともあり注意を要する．

●活動性肺結核は空気感染で，伝播性が強い．迅速な診断と治療の開始が最も効果的な感染対策である．

参考文献

1）World Health Organization. Global tuberculosis report 2021. 2022.

2）出入国在留管理庁（編）．2019年版「出入国在留管理」．2019．

3）国立国語研究所．生活のための日本語：全国調査．2009．

4）静岡県地域外交局多文化共生課．静岡県「やさしい日本語」の手引き　令和5年4月改訂版．2023．https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/583/tebiki.pdf（2023年11月17日アクセス）

5）Tuberculosis Surveillance Center. Tuberculosis in Japan-annual report 2022. Department of Epidemiology and Clinical Research, the Research Institute of Tuberculosis, 2022.　https://jata.or.jp/english/dl/pdf/TB_in_Japan_2022FINrev.pdf（2023年11月17日アクセス）

6）日本結核・非結核性抗酸菌症学会　教育・用語委員会．結核症の基礎知識　改訂第5版．Ⅱ．結核の診断．結核　2021；96：98-103．

7）髙木明子，御手洗聡．最近の結核菌の診断技術．公衆衛生　2023；87：401-409．