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文献概要
臨床検査のピットフォール
HAMA活性を有するクリオグロブリンの非特異反応
著者: 俵木美幸1 阿部正樹1 小笠原洋治1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属第三病院中央検査部
ページ範囲:P.136 - P.139
文献購入ページに移動免疫学的検査は,反応原理として抗原抗体反応を利用しているが,時に患者の病態や関連項目と乖離する測定値が得られる.この現象は“非特異反応”と呼ばれ,特にイムノアッセイにおいては多くの報告がある1).それらは,測定試薬に起因するケースや検体に起因するケースなど,さまざまである2).測定試薬には,この非特異反応を防ぐためのさまざまな工夫がなされているが3),その影響を完全には回避できていないのが現状である.
本稿では,1本の血清から複数項目,複数分析装置での検査間に非特異反応が確認されたケースを紹介する.
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