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増大号 POCUSの決め手。 早く、正確な診断のために 3章 領域ごとの基本走査法
表在領域
著者: 尾本きよか1
所属機関: 1自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学第1講座(臨床検査部)
ページ範囲:P.226 - P.233
文献購入ページに移動●表示方法に関する共通事項
日本超音波医学会による基本肢位を図11)に示す.
この基本肢位は,腹部だけでなく表在領域(甲状腺,運動器,皮膚・皮下組織ほか)にも適用され,これを基準に超音波像をモニター画面に表示する.横断像・水平断像(左右方向)ではCT画像と同じように足側から見たように表示する.モニター画面の左側は患者(被検者)の右側になるように表示し,縦断像・矢状断像(上下方向,頭尾方向)では,画面の左が患者(被検者)の頭側になるように表示することを原則とする.
●使用する探触子
表在領域の超音波診断では,通常,リニア走査方式による中心周波数が7MHz以上の探触子を使用して観察する.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年3月31日まで)。
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