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増大号 POCUSの決め手。 早く、正確な診断のために 4章 症状別検査の進め方
呼吸困難
著者: 栁沼和史1 鈴木昭広1
所属機関: 1自治医科大学麻酔科学・集中治療医学講座
ページ範囲:P.298 - P.304
文献購入ページに移動POCUS領域で注目を浴びる肺エコーは呼吸困難の鑑別ツールとして有用で,COVID-19パンデミックを経て爆発的な普及をみせている.本稿では,まず肺エコーの総論について簡単に述べ,次に各論として,代表的な病態である気胸,胸水貯留,sonographic interstitial syndrome(SIS)について,病態生理を簡潔に説明する.その後,実際の画像を提示しながら,診断に至る過程,肺エコーに関する代表的なエビデンス,最後に肺エコーの注意点・限界点について解説する.超音波の設定や肺エコーに関する基本操作,基本画像については,3章「肺・気道」を参照されたい.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年3月31日まで)。
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