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文献概要
増大号 POCUSの決め手。 早く、正確な診断のために 4章 症状別検査の進め方
意識障害・めまい
著者: 濱口浩敏1
所属機関: 1北播磨総合医療センター脳神経内科
ページ範囲:P.312 - P.320
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救急医療の現場では,意識障害やめまい症状を主訴として来院される患者は多い.そのような患者も,血管エコー検査を用いることで病態が判明する場合がある.本稿では,意識障害やめまい症状を呈して救急外来を受診した患者に対し,POCUSで行う血管エコー検査について解説する.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年3月31日まで)。
救急医療の現場では,意識障害やめまい症状を主訴として来院される患者は多い.そのような患者も,血管エコー検査を用いることで病態が判明する場合がある.本稿では,意識障害やめまい症状を呈して救急外来を受診した患者に対し,POCUSで行う血管エコー検査について解説する.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年3月31日まで)。
参考文献
1)水野美邦,他.意識障害.水野美邦(編).神経内科ハンドブック 第5版.医学書院,2016:pp.126-145.
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4)日本超音波医学会 頸動脈超音波診断ガイドライン小委員会.超音波による頸動脈病変の標準的評価法2017.https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/jsum0515_guideline.pdf(2023年12月25日アクセス)
5)日本超音波医学会 静脈エコー検討小委員会.超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法.https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/deep_vein_thrombosis.pdf(2023年12月25日アクセス)
6)濱口浩敏,沖都麦.意識障害を認めたとき.濱口浩敏,久保田義則(編).症候別に学ぶ 血管エコーのアプローチ法—検査オーダーからエコーレポートまで.文光堂,2021:pp.58-76.
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8)日本超音波医学会 超音波による大動脈病変の標準的評価法2020検討小委員会.超音波による大動脈病変の標準的評価法2020.https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/aorticlesion2020.pdf(2023年12月25日アクセス)
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