icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術52巻3号

2024年03月発行

文献概要

増大号 POCUSの決め手。 早く、正確な診断のために 4章 症状別検査の進め方

意識障害・めまい

著者: 濱口浩敏1

所属機関: 1北播磨総合医療センター脳神経内科

ページ範囲:P.312 - P.320

文献購入ページに移動
はじめに

 救急医療の現場では,意識障害やめまい症状を主訴として来院される患者は多い.そのような患者も,血管エコー検査を用いることで病態が判明する場合がある.本稿では,意識障害やめまい症状を呈して救急外来を受診した患者に対し,POCUSで行う血管エコー検査について解説する.

*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年3月31日まで)。

参考文献

1)水野美邦,他.意識障害.水野美邦(編).神経内科ハンドブック 第5版.医学書院,2016:pp.126-145.
2)失神を理解する.今泉勉(監),安部治彦(編).失神の診断と治療.メディカルレビュー社,2006:pp.17-25.
3)濱口浩敏.頸動脈超音波検査.日本救急医学会(監).救急超音波診療ガイド.医学書院,2023:pp.78-94.
4)日本超音波医学会 頸動脈超音波診断ガイドライン小委員会.超音波による頸動脈病変の標準的評価法2017.https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/jsum0515_guideline.pdf(2023年12月25日アクセス)
5)日本超音波医学会 静脈エコー検討小委員会.超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法.https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/deep_vein_thrombosis.pdf(2023年12月25日アクセス)
6)濱口浩敏,沖都麦.意識障害を認めたとき.濱口浩敏,久保田義則(編).症候別に学ぶ 血管エコーのアプローチ法—検査オーダーからエコーレポートまで.文光堂,2021:pp.58-76.
7)日本超音波医学会 超音波検査時の「直ちに報告すべき異常値/異常所見」検討小委員会.超音波検査の「パニック所見:緊急に対応すべき異常所見」. (総論)https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/0066371_total.pdf(2023年12月25日アクセス) (各論)https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/0066371_unit.pdf(2023年12月25日アクセス)
8)日本超音波医学会 超音波による大動脈病変の標準的評価法2020検討小委員会.超音波による大動脈病変の標準的評価法2020.https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/aorticlesion2020.pdf(2023年12月25日アクセス)
9)十名洋介,他.救急外来におけるめまい症例の検討.Equilibrium Res.2011;70:30-36.
10)福住典子,他.頭蓋外椎骨動脈解離5症例のエコー所見についての検討.Neurosonology 2013;26:12-15.
11)高坂仁美,他.血管炎症候群による椎骨動脈病変に対するエコーを用いた検討.Neurosonology 2015;28:41-44.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?