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文献詳細

雑誌文献

検査と技術52巻4号

2024年04月発行

文献概要

トピックス

腹部超音波検診判定マニュアル改訂版(2021年)—どこがどう変わったか?

著者: 平井都始子1

所属機関: 1奈良県西和医療センター

ページ範囲:P.412 - P.415

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はじめに

 「腹部超音波検診判定マニュアル」(以下,マニュアル)は,2014年に日本消化器がん検診学会,日本超音波医学会,日本人間ドック学会の3学会共通で発表された1).このマニュアルは,腹部超音波検診の質的向上と均質化を目的とした「実施基準」と,検査結果の共通化を諮り,精度評価や有効性評価を行うことを目指した「カテゴリーおよび判定区分」からなり,5年を目途に改訂が予定されていた.

 2021年6月,3学会のマニュアルの改訂に関するワーキンググループと,日本超音波検査学会,日本総合健診医学会,日本がん検診・診断学会がオブザーバー学会として参加し,アンケート調査や全国集計結果を踏まえ,各学会のガイドラインなども参考に,より使いやすいマニュアルを目指して改訂された「腹部超音波検診判定マニュアル改訂版(2021年)」が,日本消化器がん検診学会のウェブサイトで公開された.その後,参考画像を含めて日本消化器がん検診学会誌2022年1月号に掲載2)され,現在は3学会のウェブサイトで公開されている.本稿では,この改訂版の主な改訂のポイントについて解説する.

参考文献

1)日本消化器がん検診学会 超音波検診委員会 ガイドライン作成ワーキンググループ,他.腹部超音波検診判定マニュアル.日消がん検診誌.2014;52:471-493.
2)日本消化器がん検診学会 超音波検診委員会 腹部超音波検診判定マニュアルの改訂に関するワーキンググループ,他.腹部超音波検診判定マニュアル改訂版(2021年).日消がん検診誌.2022;60:125-181.https://www.jsgcs.or.jp/files/uploads/manual2021.pdf(2024年1月12日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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