文献詳細
文献概要
技術講座 病理
細胞診検査のためのパパニコロウ染色—染色の原理と注意点
著者: 畠山重春1
所属機関: 1永井マザーズホスピタル病理診断科
ページ範囲:P.468 - P.475
文献購入ページに移動●検鏡前に,検鏡に適した染色標本か否かが大切であり,適切な染色結果を得るには,その前の塗抹標本作製に向き合う心構えを自覚する.
●パパニコロウ(Pap.)染色で優れた染色結果を期待するためには,湿潤固定の手順が順守された塗抹標本が必須である.
●Pap.染色用の湿潤固定は塗抹後1〜3秒以内に行う.
●95%エタノール溶媒のOG-6,EA-50液染色後の95%エタノールは,分別の役割を担っている.
●脱アルコールを完全に行うことで早期の退色を防止する.
参考文献
掲載誌情報