文献詳細
文献概要
病気のはなし
白内障
著者: 渡邊敬三1
所属機関: 1南大阪アイクリニック
ページ範囲:P.520 - P.522
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●白内障は水晶体になんらかの混濁が認められるものであり,原因には先天性や加齢の他,外傷,アトピー性皮膚炎,糖尿病,薬物(ステロイドなど)内服,眼疾患(ぶどう膜炎など)に併発するものなどがある.
●進行予防を目的としてピレノキシンやグルタチオン点眼が使用されるが,効果は限定的である.
●白内障には外科的治療が行われるが,治療に使用される眼内レンズは多岐にわたり,手術前の問診を十分に行い,正確な検査を行った上で,適切な眼内レンズを選択することが重要である.
●白内障は水晶体になんらかの混濁が認められるものであり,原因には先天性や加齢の他,外傷,アトピー性皮膚炎,糖尿病,薬物(ステロイドなど)内服,眼疾患(ぶどう膜炎など)に併発するものなどがある.
●進行予防を目的としてピレノキシンやグルタチオン点眼が使用されるが,効果は限定的である.
●白内障には外科的治療が行われるが,治療に使用される眼内レンズは多岐にわたり,手術前の問診を十分に行い,正確な検査を行った上で,適切な眼内レンズを選択することが重要である.
参考文献
1)五十嵐多恵.眼底検査に必要な解剖・生理.臨検.2023;67:36-41.
2)厚生労働省.厚生労働科学研究成果データベース:科学的根拠(evidence)に基づく白内障ガイドライン策定に関する研究. https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/5546(2024年1月28日アクセス)
3)Upaphong P, et al. The Possible Positive Mechanisms of Pirenoxine in Cataract Formation. Int J Mol Sci. 2022; 23: 9431.
4)Mathew MC, et al. Antioxidant vitamin supplementation for preventing and slowing the progression of age-related cataract. Cochrane Database Syst Rev. 2012; 6: CD004567.
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