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当直者のための臨床化学検査の基礎知識
著者: 汐谷陽子1
所属機関: 1東京都立神経病院検査科
ページ範囲:P.534 - P.535
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多くの人が当直で一番困るのは,結果報告ではないでしょうか.検査結果はさまざまな要因で変動するため,正しい結果として報告すべきか,再検すべきか,採り直した方がよいかと迷います.筆者の経験では,当直時における問題事例の多くは採血時に原因がありますが,検査室からみえない問題を検査結果だけで判断することは容易ではありません.しかし,ちょっとした観察が,問題発見のヒントになることもあります.本稿では,検体の受け取りから遠心分離処理までの観察のポイントをご紹介します.
多くの人が当直で一番困るのは,結果報告ではないでしょうか.検査結果はさまざまな要因で変動するため,正しい結果として報告すべきか,再検すべきか,採り直した方がよいかと迷います.筆者の経験では,当直時における問題事例の多くは採血時に原因がありますが,検査室からみえない問題を検査結果だけで判断することは容易ではありません.しかし,ちょっとした観察が,問題発見のヒントになることもあります.本稿では,検体の受け取りから遠心分離処理までの観察のポイントをご紹介します.
参考文献
1)日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会(編).臨床検査のガイドラインJSLM2021検査値アプローチ/症候/疾患.宇宙堂八木書店,2021:pp.6-10.
2)日本臨床衛生検査技師会(監).JAMT技術教本シリーズ 臨床化学検査技術教本.丸善出版,2017:pp.109-116.
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