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文献概要
疾患と検査値の推移
骨粗鬆症
著者: 齋藤琢1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科整形外科学
ページ範囲:P.590 - P.596
文献購入ページに移動●骨粗鬆症診療においては,骨密度測定やX線写真撮影の他,血液検査を行い,骨形成マーカー,骨吸収マーカー,25-(OH)D,ALP,Ca,IPを測定する.
●治療開始前に血液検査を行うことは,最適な治療薬を選ぶために必要であり,また続発性骨粗鬆症をルールアウトすることにもつながるため,必須である.
●近年治療薬の種類は増えているが,治療薬によって検査値は特徴的な変動を示す.治療効果の確認に加え,副作用の予防のためにも,治療中にも定期的に血液検査を実施すべきである.
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