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ページ範囲:P.606 - P.606
文献購入ページに移動塩基配列(シークエンス)解析を行う方法の1つが,発明者の名前に由来するSanger法です.目的領域のPCR増幅産物をPCRと同じプライマーを用いてシークエンス解析する,ダイレクトシークエンス法が行われています.Sanger法では,ポリメラーゼによる伸長反応を停止させるターミネーターであるジデオキシリボヌクレオシド三リン酸(ddNTP)を用います.そのため,“ジデオキシ法”と呼ばれます.また,現在は,蛍光色素(dye,ダイ)を標識したddNTPが用いられるため,“ダイターミネーター法”とも呼ばれます.シークエンサーは,伸長反応が停止した末端の塩基の蛍光色を判読し塩基配列を決定する装置であり,塩基置換や欠失などを検出できます.
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