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文献詳細

雑誌文献

検査と技術52巻9号

2024年09月発行

文献概要

増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得 2章 一般検査

髄液検査

著者: 田中雅美1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.839 - P.843

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Point

●髄液検査は,髄膜炎など中枢神経系疾患の鑑別に用いられる検査である.細胞算定検査,髄液生化学検査は迅速に結果を報告することが重要である.

●検査の報告書は,細胞写真を添付することで詳細な情報を診療に提供できる.また,報告書は,細胞成分の写真と成分の特徴に加え,検査総合所見のコメントが記載されているため,貴重な教材になる.

●パニック値,緊急異常値は,施設によって運用が異なるので診療側と協議をするとよい.

参考文献

1)日本臨床衛生検査技師会(監).JAMT技術教本シリーズ 髄液検査技術教本.丸善出版,2015.
2)日本神経学会,他(監).細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014.南江堂,2015.
3)石山雅大.髄液検査のピットフォール.Med Technol.2017;45:470-476.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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