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文献概要
増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得 2章 一般検査
胸水・腹水検査
著者: 森田賢史1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.844 - P.849
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●診断や病態把握には滲出性胸腹水と漏出性胸腹水の鑑別が重要である.
●膿胸や特発性細菌性腹膜炎(SBP)などの死亡率の高い疾患,悪性腫瘍を疑う異型細胞の出現時には迅速な結果報告が重要である.
●胸水・腹水検査は一般検査,血液検査,生化学検査,微生物検査など他分野の検査室が連携することでより伝わる検査レポートができる.
●診断や病態把握には滲出性胸腹水と漏出性胸腹水の鑑別が重要である.
●膿胸や特発性細菌性腹膜炎(SBP)などの死亡率の高い疾患,悪性腫瘍を疑う異型細胞の出現時には迅速な結果報告が重要である.
●胸水・腹水検査は一般検査,血液検査,生化学検査,微生物検査など他分野の検査室が連携することでより伝わる検査レポートができる.
参考文献
1)日本臨床衛生検査技師会(監).JAMT 技術教本シリーズ 一般検査技術教本 第2版.丸善出版,2024.
2)保科ひづる,他.穿刺液検体の検査法—細胞数と細胞分類を中心に— 〜胸水,腹水,心嚢水,関節液,CAPD排液〜.医学検査 2020;69:701-710.
3)European Association for the Study of the Liver. EASL Clinical Practice Guidelines for the management of patients with decompensated cirrhosis. J Hepatol. 2018; 69: 406-460.
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