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文献概要
増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得 3章 血液検査
—末梢血液像—芽球の出現
著者: 常名政弘1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.856 - P.860
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●末梢血液に芽球が出現した場合,それが通常の範囲内か疾患によるものかを調べ,緊急性がある場合はすぐに報告する.
●血液像を鏡検する際には,必ずスキャッタグラムを確認し,異常がみられた場合は芽球などの異常細胞を見逃さないように注意深く観察する.
●芽球が出現する原因を調べ,緊急性がある場合は診断につながるようなアドバイスサービスを提供する.
●末梢血液に芽球が出現した場合,それが通常の範囲内か疾患によるものかを調べ,緊急性がある場合はすぐに報告する.
●血液像を鏡検する際には,必ずスキャッタグラムを確認し,異常がみられた場合は芽球などの異常細胞を見逃さないように注意深く観察する.
●芽球が出現する原因を調べ,緊急性がある場合は診断につながるようなアドバイスサービスを提供する.
参考文献
1)矢冨裕,他(編).標準臨床検査学 血液検査学.医学書院,2012:pp.63-66.
2)常名政弘.血球形態の観察.金井正光(監),奥村伸生,他(編).臨床検査法提要 改訂第35版.金原出版,2020:pp.255-298.
3)WHO分類2016の概要—骨髄系腫瘍と急性白血病.矢冨裕,他(編).血液形態アトラス.医学書院,2017:pp.6-14.
4)坂場幸治.血球の形態観察の基礎知識.日本臨床衛生検査技師会(監).JAMT技術教本シリーズ 血液検査技術教本.丸善出版,2015:pp.88-103.
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