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文献詳細

雑誌文献

検査と技術52巻9号

2024年09月発行

文献概要

増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得 3章 血液検査

—末梢血液像—赤血球形態異常

著者: 新保敬1

所属機関: 1獨協医科大学病院臨床検査センター

ページ範囲:P.867 - P.872

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Point

●赤血球形態の観察は,標準的な分類基準に沿った鑑別方法や,標準的な用語や表現方法を理解して行うことが望ましい.

●貧血においては,全ての症例で塗抹標本を作製し,赤血球形態を観察することが必要である.

●赤血球形態異常を認めた場合は,種々のガイドラインなどを参考に各検査所見を確認し,必要があれば依頼医師にパニック値報告や追加検査をアドバイスする必要がある.

参考文献

1)日本臨床衛生検査技師会血液形態検査標準化ワーキンググループ.血液形態に関する勧告法.医学検査 1996;45:1659-1671.
2)日本検査血液学会標準化委員会血球形態標準化小委員会.赤血球形態分類基準. http://jslh2.kenkyuukai.jp/special/?id=20870(2024年6月13日アクセス)
3)日本検査血液学会標準化委員会血球形態標準化小委員会.赤血球形態表現用語. http://jslh2.kenkyuukai.jp/special/?id=20884(2024年6月13日アクセス)
4)日本検査血液学会標準化委員会血球形態標準化小委員会.赤血球形態表現方法. http://jslh2.kenkyuukai.jp/special/?id=20980(2024年6月13日アクセス)
5)日本検査血液学会標準化委員会血球形態標準化小委員会.小赤血球〜多染性赤血球. http://jslh2.kenkyuukai.jp/subject/subject_list.asp 8-9(2024年6月13日アクセス)
6)菅原新吾.標準化委員会報告2023年度の提言 破砕赤血球の標準化—判定がばらつく原因へのアプローチ.日検血会誌.2023;24:518-527.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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