文献詳細
増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得
4章 臨床化学・免疫検査
文献概要
Point
●内部・外部精度管理で問題ないことを確認する.採血後,気泡除去を行い,直ちに混和し,速やかに測定する.測定直前にも十分に混和する.
●パニック値報告時は,検査値の妥当性が確実に担保されていること,施設内で報告様式のコンセンサスを形成することが重要である.
●血液ガス分析から換気,酸素化の状態,酸塩基平衡を評価する.一次性変化と代償性変化を確認し,合併した他の平衡異常を迅速に検討し,報告する.
●内部・外部精度管理で問題ないことを確認する.採血後,気泡除去を行い,直ちに混和し,速やかに測定する.測定直前にも十分に混和する.
●パニック値報告時は,検査値の妥当性が確実に担保されていること,施設内で報告様式のコンセンサスを形成することが重要である.
●血液ガス分析から換気,酸素化の状態,酸塩基平衡を評価する.一次性変化と代償性変化を確認し,合併した他の平衡異常を迅速に検討し,報告する.
参考文献
1)山田俊幸,他(編).標準臨床検査医学 第5版.医学書院,2023.
2)柴垣有吾.より理解を深める! 体液電解質異常と輸液 改訂3版.中外医学社,2007.
3)日本臨床検査医学会チーム医療委員会.臨床検査「パニック値」運用に関する提言書・「パニック値」の例.2021. https://www.jslm.org/committees/team_med/panic_2021.pdf(2024年6月18日アクセス)
4)山林一,他(編).血液ガス わかりやすい基礎知識と臨床応用 第3版.医学書院,1995.
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