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文献詳細

雑誌文献

検査と技術52巻9号

2024年09月発行

文献概要

増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得 6章 遺伝子・染色体検査

FISH法

著者: 増田亜希子1

所属機関: 1虎の門病院分院臨床検査部

ページ範囲:P.996 - P.999

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Point

●造血器腫瘍のWHO分類では分子遺伝学的所見が重視されており,診断や予後予測,治療効果判定において,染色体・遺伝子検査の果たす役割は大きい.

●FISH法は,標本上の細胞に目的遺伝子に対する蛍光標識プローブを結合させて,蛍光顕微鏡で観察する検査である.間期核の細胞を対象に,特定の染色体異常を高感度に検出できる.

●FISH法の代表的な異常所見は融合シグナル,スプリットシグナル,シグナル数の異常である.

参考文献

1)Khoury JD, et al. The 5th edition of the World Health Organization Classification of Haematolymphoid Tumours: Myeloid and Histiocytic/Dendritic Neoplasms. Leukemia 2022; 36: 1703-1719.
2)Alaggio R, et al. The 5th edition of the World Health Organization Classification of Haematolymphoid Tumours: Lymphoid Neoplasms. Leukemia 2022; 36: 1720-1748.
3)WHO Classification of Tumours Editorial Board. Haematolymphoid tumours [Internet]. WHO classification of tumours series, 5th ed. International Agency for Research on Cancer, 2024 [cited 2024/4/30]: 11. https://tumourclassification.iarc.who.int/chapters/63
4)増田亜希子.造血器腫瘍の染色体・遺伝子検査.矢冨裕,他(編),血液形態アトラス 初版.医学書院,2017:pp.41-46

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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