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増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得 6章 遺伝子・染色体検査
FISH法
著者: 増田亜希子1
所属機関: 1虎の門病院分院臨床検査部
ページ範囲:P.996 - P.999
文献購入ページに移動●造血器腫瘍のWHO分類では分子遺伝学的所見が重視されており,診断や予後予測,治療効果判定において,染色体・遺伝子検査の果たす役割は大きい.
●FISH法は,標本上の細胞に目的遺伝子に対する蛍光標識プローブを結合させて,蛍光顕微鏡で観察する検査である.間期核の細胞を対象に,特定の染色体異常を高感度に検出できる.
●FISH法の代表的な異常所見は融合シグナル,スプリットシグナル,シグナル数の異常である.
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