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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻1号

1978年01月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

出血時間

著者: 寺田秀夫1 新倉春男1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院内科

ページ範囲:P.12 - P.18

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 出血時間の測定は,最も簡便な止血機能検査として広く行われてきた検査法であるが,各種の新しい出血,凝固機能検査の出現により,とかく軽視される傾向もみられる.出血時間は主として一次止血における血小板の機能を反映するとされ,スクリーニング検査として,また,血小板輸血などの治療効果の判定など,臨床上重要な検査である.測定法として,従来より,Duke法とIvy法が代表的であり,我が国では前者が,欧米では後者が主流となっている,いずれの測定法も,感度,信頼性,再現性などに問題があり,最近では,欧米の主な施設では,Ivy法を標準化したMielkeらの方法が用いられている.一方,in vitroの方法による出血時間測定も考案されている.以下出血時間の意義,測定法につき簡単に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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