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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻1号

1978年01月発行

文献概要

知っておきたい検査機器

アグリゴメーター

著者: 三品頼甫12

所属機関: 1京都府立与謝の海病院 2京都府立医科大学第2内科

ページ範囲:P.54 - P.58

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 血小板はその凝集,粘着という作用によって止血・血栓形成という生体反応の引き金のような役割を演じていると言われる.この血小板同志がくっつき合う(凝集)強さを測定し,疾患の診断や治療の目安にしようとして開発された方法の一つが,このアグリゴメーター(以下血小板凝集計とする)を用いる血小板凝集能測定法である.
 血小板凝集能の測定法にはこのほかに顕微鏡法やscreen filtration pressure法などがあるが,現在世界中で最も広く利用されている方法がこのBorn1,2)やO'Brien3)らによって開発された血小板凝集計を用いる吸光度法である.現在各社の血小板凝集計が市販されており,そのなかにはEEL製の血小板凝集計のように血小板浮遊液の攪拌をキュベット内に上から挿入した鉄棒で行う型式のものと,その他の血小板凝集計のすべてに採用されているマグネチックスターラーで行う型式とがあったが,EEL製は既に製造が中止されているので,今回は後者の型式の血小板凝集計について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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