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文献概要
技術講座 血液
FDPの検出
著者: 高橋郁子1
所属機関: 1虎の門病院血液検査室
ページ範囲:P.809 - P.811
文献購入ページに移動 何らかの原因があって血管内凝固が起こり,細網内皮系の異常などのために,活性化された凝固因子の除去が不能となったときに,血管内血液凝固障害が起こり,臓器血管などに沈着したフィブリンは,プラスミンの作用によってフィブリン分解産物となる.FDP(fibrin degradation product)とはフィブリノゲンあるいはフィブリンがタンパク分解酵素プラスミンによって分解され,生じた分解産物の総称である.現在ではFDPを測定することは血管内凝固異常,線溶異常,ひいては原因疾患の病態診断,経過観察,治療効果を知るうえで不可欠となっている.
FDPの測定方法には免疫学的測定方法として,ラテックス凝集テスト,感作赤血球凝集阻止反応,免疫電気泳動法,抗トロンビン作用を利用する方法としてSerial Thrombin Time,パラコアグレーションテストとしてethanol gelation test,protamin sulfate test,ブドウ球菌の特異的凝集性を利用する方法としてstaphylococcal clumpingtestなどが知られている.
FDPの測定方法には免疫学的測定方法として,ラテックス凝集テスト,感作赤血球凝集阻止反応,免疫電気泳動法,抗トロンビン作用を利用する方法としてSerial Thrombin Time,パラコアグレーションテストとしてethanol gelation test,protamin sulfate test,ブドウ球菌の特異的凝集性を利用する方法としてstaphylococcal clumpingtestなどが知られている.
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