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最近の検査技術
PAM染色による電顕標本作製法
著者: 鈴木克哉1 小林恵美子1
所属機関: 1日本医科大学中央電顕室
ページ範囲:P.827 - P.831
文献購入ページに移動 電子顕微鏡による組織学の研究は主に形態学の分野から始められたが,近年,技術的な懸案が漸次解決されるにつれ,更に生体内構成要素の同定,あるいは酵素の局在を形態学的に検索する組織化学的な方法が導入され,成果をあげている.
PAM染色法は組織細胞内の粘液多糖類(mucopolysaccharide)の選択的染色法であり,腎糸球体などの多糖類の証明に光顕的に用いられた.粘液多糖類の証明法はほかに次のような方法が報告されている(表1).Colloidal iron,Ruthenium red,Phosphotungstic acid,Ferric oxide,Lantheniumnitrate,Alcian blue,Silver proteinate.
PAM染色法は組織細胞内の粘液多糖類(mucopolysaccharide)の選択的染色法であり,腎糸球体などの多糖類の証明に光顕的に用いられた.粘液多糖類の証明法はほかに次のような方法が報告されている(表1).Colloidal iron,Ruthenium red,Phosphotungstic acid,Ferric oxide,Lantheniumnitrate,Alcian blue,Silver proteinate.
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