文献詳細
文献概要
文豪と死
梶井 基次郎
著者: 長谷川泉1
所属機関: 1医学書院
ページ範囲:P.914 - P.914
文献購入ページに移動大阪市の生まれで幼時から頑健ではなかった.8歳のとき,急性腎臓炎で死にかけたことがある.その後,2,3年は心臓にも故障があった.旧制三高時代に肋膜炎で休学,落第,転地療養などの生活を送り,文学書に親しんだ.5年かかって三高を卒業後,東大英文学科に入学したが,このころから血痰を見るようになった,療養しながら文学活動を続けたが,ついに卒業はできなかった.
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