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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻12号

1978年12月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

酵素共役反応の組み立て

著者: 中甫1

所属機関: 1三井記念病院中央検査部

ページ範囲:P.946 - P.954

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 臨床化学分析に用いられる手法は近年著しい変遷を示し,多くの測定法が塗り変えられつつあることは周知のごとくである.特に基質に対して特異的に作用する"酵素"を試薬として用いて分析を行う,いわゆる酵素的測定法(Enzymatic Analysis)の急速な普及には目を見張るものがある.臨床化学分析法の成立の5条件,すなわち,①迅速性,②微量試料,③正確性(特異性も含む),④精密性,⑤簡便性,の諸条件を比較的満足させるとともに公害の少ない測定法として注目されることは当然のことと言えよう.しかし一方,実用面が先行し理論的検討がなおざりにされていることも否定できない.そこでこの機会に二,三の例を通して酵素的測定法の理論的背景について複雑な理論を可能な限り単純化して考えてみることにしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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