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最近の検査技術
パラコアグレーションテスト
著者: 藤巻道男1 池松正次郎1 加藤正俊
所属機関: 1東京医科大学臨床病理
ページ範囲:P.989 - P.994
文献購入ページに移動このSFMCは塩基性タンパクである硫酸プロタミンあるいはエタノールを添加するとフィブリン様物質(paraclot)を形成するので,SFMCの検出法としてパラコアグレーションテスト(paracoagulation test)がある.したがって,臨床的には凝固亢進状態(hypercoagulable state),血栓症(thrombosis)及び血管内凝固症候群(disseminatedintravascular coagulation;DIC)の凝血学的スクリーニングテストとして用いられている.
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