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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻12号

1978年12月発行

文献概要

読んでみませんか英文論文

心,肝疾患時の血清アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)のミカエリスーメンテン定数

著者: 角尾道夫1

所属機関: 1日本医科大学薬理 2 3 4

ページ範囲:P.999 - P.1001

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 正常人と最近心筋梗塞を起こした患者ならびに流行性肝炎の患者で,血清アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)の活性とKm(ミカエリスーメンテン定数)が検討された.AST活性は両患者群で上昇していた.心筋梗塞では血清ASTのKm値は変化はなかったが,流行性肝炎で総血清ビリルビンが13mg/dlより高いときには増加した.このようなわけで,心,肝疾患の鑑別診断にはAST活性の研究は,役に立たなかったが,流行性肝炎の診断にはKm値の決定が有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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