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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻12号

1978年12月発行

文献概要

おかしな検査データ

ペニシリンに感性のバクテロイデス

著者: 小栗豊子1

所属機関: 1順天堂大学中央臨床検査部

ページ範囲:P.1002 - P.1003

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 臨床材料のうちで嫌気性菌検査が必要とされる材料は膿・分泌液,穿刺液,血液,髄液などのほか,常在菌の混入を避けて採取された材料が主な対象となる.このうちで膿は開放性病巣由来のものと閉鎖性のものとに区別され,嫌気性菌の検出率は特に後者で重要視されている.けれども検査室に提出される場合には必ずしも両者の区別が明記されているとは限らない.また開放性の病巣より採取された材料からも嫌気性菌は検出されるのでいずれの場合も嫌気性菌検査は好気性菌検査に併用されるべきであろう.
 さて,私どもは検出されるのが比較的まれであると思われるバクテロイデスを分離したのでここに紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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