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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻2号

1978年02月発行

技術講座 生化学

Km測定の理論と実際

著者: 加野象次郎1

所属機関: 1慶応大学病院中央臨床検査部臨床化学

ページ範囲:P.125 - P.135

文献概要

 ある決められた方法に従って酵素の活性測定を行っている範囲内では,Kmや酵素の動力学(kinetics)などは,余り身近なことでないように思われる方もおられるであろう.まして,これらのことは何度教科書を読み返してみても理解のはかどらない,難しい理論であったとの印象を強くしておられる方も多いかもしれない.
 しかし,酵素の活性がある条件下における反応の速度であるかぎり,その速度論を抜きにして酵素は語れないと言っても過言ではない.したがって,酵素の性状を明らかにしたり,測定法の条件設定の検討を行うためには,これらに対する正しい理解と,また,それに裏打ちされた実験手技の習得が是非とも必要であろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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