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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻2号

1978年02月発行

コーヒーブレイク

検査室における色分け

著者: 富田仁

ページ範囲:P.135 - P.135

文献概要

 秋の臨床検査技師の国家試験に高圧ガスボンベの色で誤っているものはどれかとして,①水素—赤②酸素—黒③窒素—ねずみ④二酸化炭素—白⑤プロパンーねずみ,というのが出題された.周囲の技師に聞いても分からないので,早速現場を見て歩いた.基礎代謝室にある酸素は黒,炎光光度計室にあるプロパンガスはねずみ,ガス分析室にある(CO2+N2)ボンベはねずみ,(CO2+O2+N2)ボンベはねずみ,病理検査室にある二酸化炭素は緑色……ここまでくると,④が誤っていることは分かったが,当の病理検査室で毎日働いている技師諸君はそのことに気付いていなかった.
 そこで事務所に行って高圧ガス取締法というのを見せてもらうと容器保安規則第41条に酸素—黒,水素—赤,二酸化炭素—緑,アンモニア—白,塩素—黄,アセチレン—褐,その他のガス—ねずみ色とあった.何も知らないものだなあとつくづく思った.そこで検査室内においても,いろいろ色分けのあるものを再認識した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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