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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻2号

1978年02月発行

文献概要

技術講座 血液

出血時間

著者: 田原口経貞1

所属機関: 1徳島大学中央臨床検査部

ページ範囲:P.136 - P.141

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 血液は血管内では流動性を保持し,体内を循環している.しかし,いったん組織が損傷を受け血管が破綻すると,生理的状態では図1のごとき止血機構が働き,生体は出血を最少限にとどめようとする.
 出血時間は一般に,生体の止血能の総合的な表現であると言われる.すなわち,毛細血管ないし細小動脈におけるvascular integrityの良否を意味し,それには止血反応に関与する諸要因のうち血管の性状と血小板の量的,質的変化とが最も密接に関係している.本稿では出血時間測定法を中心に関係事項につき解説を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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