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技術講座 血清
寒冷凝集反応
著者: 笠原和恵1
所属機関: 1岡山済生会総合病院臨床検査科
ページ範囲:P.215 - P.219
文献購入ページに移動寒冷凝集素はI式血液型と関連がある.1958年Wienerらは高凝集素価を示す寒冷凝集素(抗I抗体)と4℃においても,反応の極めて弱い赤血球がまれに存在することを発見し,これをi型,あるいはI陰性と命名した.その後,1961年Marshは抗Iに対照的な抗i抗体を発見し,これら抗体(抗I,抗i)によって分類される血液型をI式血液型と名づけた.
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