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文献概要
SLEの患者の発見及び処置にどの方法が最も有効であるかを決めるために,SLEの診断の助けとなる現在用いられている検査法に関する文献が検討された.かつてはSLEの診断の検査の基本であったLE細胞テストは感度不良,非特異的で患者の臨床状態と一致しないと結論された.第2検査法である抗核抗体法は,感度は良いがSLEに特異的ではなかった.ゆえに,その価値はSLEの除外スクリーニング法に限られる.Farr抗DNA沈降免疫反応は,DNAの抗体の測定に使われるが,感度良好で特異的で,また,患者の臨床状態と合致した.ゆえに,Farr bindingassayが検査法として選択されるべきである.なぜなら疾病の模様を知るのに役立ち,また,SLE患者の早期診断と正しい処置に寄与する.
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