icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻4号

1978年04月発行

読んでみませんか英文論文

火傷患者の傷口及び血液からのVibrio alginolyticusの分離

著者: 角尾道夫1

所属機関: 1日本医科大学薬理

ページ範囲:P.312 - P.314

文献概要

 症例報告:1973年11月5日,全体表面の67.5%以上に2〜3度の火傷を受けて,37歳の白人女性が,米陸軍外科研究所に入院した.46%は第3度と推定され,全体表面に及び,手,足は大部分第3度である.火傷は,1973年11月4日,フロリダ,キーウェスト海岸のボートで,船内エンジンに給油中に,ガソリン気体に引火して起こった.患者は当初,爆発で転倒し,燃えているボートから救出され,炎を消すために海水につけられた.患者は火傷後2時間以内にキーウェスト空軍基地病院に運ばれ,直ちに蘇生術が開始された.その日しばらくして,外科研究所の火傷チームが到着し患者は検討され,救急機で外科研究所に運ばれた.彼女は集中治療室に入れられ,重体と記載された.重症の火傷に伴う多くの合併症が発生し,合併症が認められると治療が行われた.熱心な治療努力にかかわらず,彼女の心臓は停止し,1973年11月9日息を引き取った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら