文献詳細
技術講座 血清
文献概要
リウマトイド因子(rheumatoid factor,以下Rfと略す)の検査法にはいろいろある.それはRfの多様性に基づき,かつRfの出現する疾患もまた一種類と限らないからである.本来Rfは慢性関節リウマチ(RA)に特異的なものとして,その出現に意味があると考えられてきたものである.Heller反応はその手技の繁雑さのためにしだいに用いる施設は減少してきている.しかし,ウサギγグロブリンに対する抗体としてのRfはRAに,より特異的と考えられる以上,Heller反応を考えることは有意義と思われる.以下それについて記してみたい.
掲載誌情報