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薬物による臨床化学における分析障害
著者: 角尾道夫1
所属機関: 1日本医科大学薬理
ページ範囲:P.657 - P.659
文献購入ページに移動 臨床検査室において,ある種の化学的成分の濃度,ならびに酵素活性を測定する分析方法に対する種々の薬物の影響が検討された.薬物は報告されている中毒濃度でまず研究されたが,もしこの濃度で影響がある場合には,更に低濃度でもまた検討された.薬物はまずTechnicon SMACTMアナライザーを用いて研究された.次いでDu PontACAならびにTechnicon Auto AnalyzerTMIまたはⅡを用いる方法が検討された.最も多く影響を受ける方法は尿酸測定の際のリンタングステン酸還元法である.しかし,アルカリホスファターゼ,乳酸脱水素酵素測定と同じく,全タンパク量,ならびにアルブミン測定法もしばしば影響を受けた.
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