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文献詳細

雑誌文献

検査と技術6巻9号

1978年09月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

不規則性抗体の測定

著者: 小島健一1

所属機関: 1新潟大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.706 - P.712

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 血液型抗原に対応する抗体のうち,例えばA型の人にみられる抗Bのように,免疫刺激なしに正常の人にみられる抗体は正常抗体または規則性抗体と呼ばれる.これに対し,ABO式以外の血液型抗原に対する抗体はすべて通常はみられないため,不規則性抗体(irregular or unexpected antibodies)と呼ばれる.
 不規則性抗体の存在は免疫刺激とは必ずしも関係なく,自然抗体と免疫抗体とがある.例えば,大半のP2の人にみられる抗P1は4℃を至適とする抗体で,ほとんど正常抗体に近い.他方,抗Rh抗体は免疫刺激によって産生される抗体である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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