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測定法の基礎理論 なぜこうなるの?
血清中の補体活性と蛋白量
著者: 近藤元治1 竹村周平2
所属機関: 1京都府立医科大学第1内科 2京都府立医科大学第3内科
ページ範囲:P.24 - P.27
文献購入ページに移動最近では,臨床的に自己免疫疾患,感染症,悪性腫瘍,DIC(血管内凝固症候群)など広範囲にわたって,補体測定の必要性が叫ばれているが,何となく補体になじみにくい人が多いようである,この補体に対するアレルギーは,補体系が9種の成分といくつかのコントロール物質から成り,また活性化系路が単一でないばかりか,活性化を受けると血中補体価が低下するという,他の酵素には見られない変化をとることに原因するようである.しかし,現実に補体測定に対するニードが高まっている以上,捕体の測定理論と異常値に対する正しい解釈を知らねばならない.以下に補体測定の問題点を述べてみる.
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