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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻10号

1979年10月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

ガラス電極法によるpHメータ

著者: 遠藤治郎1

所属機関: 1(株)堀場製作所

ページ範囲:P.802 - P.807

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 pHの測定には,指示の正確なことと,測定の簡便なことから,ガラス電極法に基づくpHメータが用いられるのが一般である.ガラス電極によってpHの測定される可能性が見いだされたのは,今世紀の初頭である.それから70年を経た今日でもなお,ガラス電極におけるpH起電力発生の理論的な根拠は必ずしも明らかでないが,その測定値には極めて高い信頼性があって,あらゆる計測の分野で応く用いられている現状である.
 ガラス電極の最も主要な部分である,pH応答性ガラス膜について言えば,既に1930年ごろに,Na2O・CaO・SiO2で構成されるガラスが,その優れた性能を高く評価された.その後のガラス組成の研究によって,今日では更に高性能の応答性ガラス膜が用いられるに至っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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