文献詳細
文献概要
技術講座 血液
プロトロンビン時間の測定
著者: 大竹順子1
所属機関: 1順天堂大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.821 - P.825
文献購入ページに移動 プロトロンビン時間測定はQuickがMoRawitzの凝固機序の理論に基づいて考えた検査方法である.脱カルシウム血漿に十分量の組織トロンボプラスチンとカルシウムイオンを加え,フィブリンが析出するまでの時間を測定する検査法である.この検査はプロトロンビン(第II因子)のみではなく第V,第VII,第X因子の活性を総合的に測定する方法,すなわち外因系凝固機序を反映する測定方法である.
掲載誌情報