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知っておきたい検査機器
文献概要
我々人間の眼は明暗の差や色調の差を識別することができるが,生細胞や活動中の微生物の構造は無色透明であるので,このままでは極めて観察が困難である.染色を行えば対象物の死滅,微細構造の変形変質は避けられない.
1935年,オランダのF.Zernikeによって発明された位相差顕微鏡は前述の問題を解決したもので,透明な対象物における光路差(屈折率の差と厚みの積)を明暗の差に変えて肉眼で識別できるようにし,染色することなく生体のまま観察できるようにした顕微鏡である.
1935年,オランダのF.Zernikeによって発明された位相差顕微鏡は前述の問題を解決したもので,透明な対象物における光路差(屈折率の差と厚みの積)を明暗の差に変えて肉眼で識別できるようにし,染色することなく生体のまま観察できるようにした顕微鏡である.
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