文献詳細
技術講座 血清
梅毒の血清学的診断法 Ⅳ—血清反応の種類と診断への応用
著者: 菅原孝雄1 笠松重雄 山屋駿一
所属機関: 1国立予防衛生研究所細菌第2部
ページ範囲:P.902 - P.909
文献概要
しかしながら,最近我が国においては,顕症梅毒をほとんど見ることができなくなってきており,臨床症状による診断はもはや成立しなくなってきた.同様に患部からのTP菌体の検出も,その機会がはなはだ少なくなり,診断としての有用性が低下している.したがって,血清反応による梅毒の診断は,ますます重要なものとなっている.
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