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おかしな検査データ
尿細胞診で診断できた膀胱原発の粘液産生癌
著者: 田村邦夫1 青木紀生
所属機関: 1社会保険中京病院検査部
ページ範囲:P.942 - P.943
文献購入ページに移動 膀胱の悪性腫瘍は移行上皮癌が最も多く,次いで扁平上皮癌が多くみられるが,極めてまれに腺癌がみられる.
今回,我々は尿の細胞診検査で粘液産生癌と診断し,剖検にて膀胱原発であることを確認しえた症例に遇遭したので,おかしなデータということではないが,尿細胞診検査時の注意点を述べ,今後のスクリーニングの参考になればと考え,その症例を紹介する.
今回,我々は尿の細胞診検査で粘液産生癌と診断し,剖検にて膀胱原発であることを確認しえた症例に遇遭したので,おかしなデータということではないが,尿細胞診検査時の注意点を述べ,今後のスクリーニングの参考になればと考え,その症例を紹介する.
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