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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻12号

1979年12月発行

文献概要

技術講座 生化学

尿素窒素の定量法

著者: 五十嵐富三男1

所属機関: 1虎の門病院臨床化学検査部

ページ範囲:P.971 - P.977

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 尿素窒素の定量は古く,1853年Liebig1,2)の尿素と水銀塩がアルカリ性で反応して不溶性の白色沈殿が生ずるとする報告以来,今日まで数多くの方法が考案された.
 表1に尿素窒素定量法を原理別に分類して示した.すなわち,①尿素の水銀塩,Ehrlich試薬,α-イソニトロプロピオフェノン,キサンヒドロールまたは,ジアセチルモノオキシムとの直接的な化学反応を利用する方法,及び,②尿素の特異水解酵素ウレアーゼを用い遊離するアンモニアを測定することにより間接的に尿素量を求める方法,に大別できる.前者を直接定量法,後者を間接定量法と言う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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