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技術講座 一般
有機水銀農薬の測定法
著者: 滝澤行雄1
所属機関: 1秋田大学公衆衛生学
ページ範囲:P.984 - P.990
文献購入ページに移動これらの有機水銀農薬は,水中で解離してアルキルあるいはアリール水銀イオンとなり,菌のアミノ基,カルボキシル基,SH基などと結合してその生理機能を失わせる.その毒性は,生体内の蛋白質に水銀が特異的に結合するもので,水銀系農薬はすべて"毒物及び劇物取締法"の毒物に指定され,厳重な取り扱い指導がなされてきた.しかし,米の中に残留する水銀の慢性毒性が問題となって,他の薬剤で置き換えられ,今日では種子消毒用の有機水銀剤も昭和49年度から非水銀系に置き換えられている.
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